偏光サングラスで、視界を大きく激変させよう!
もうイヤな乱反射光ともおさらば出来る。
「偏光サングラスとはなんですか?」という方にもわかりやすく解説したい。
私たちの生活において「光」は、一生関わるものである。
光が無駄に反射して、ヒヤっとしたり不快に感じたことは誰しもあるだろう。
「偏光サングラス、すげー!」
これは、初めて偏光グラスを知り、その激変した超視界を体験した人の感想です。
偏光サングラスをかけるだけで世界が変わる
偏光サングラスとは、端的に説明すると雑光をカットしてくれる特殊なレンズを搭載したサングラスです。
「雑光」と聞いてピンとこないかもしれないので、「乱反射光」と言うとわかりやすいでしょうか。
偏光レンズのパワーはいかがでしょうか。
自分が見たい対象物に取り巻く不必要な乱反射した光、つまり雑光を偏光レンズがスパっと取り去ってくれました。
これが釣りの場面であれば、大活躍ですね。
また、この写真で簡単にイメージできることがひとつあります。
雨の時に車を運転していると、濡れた道路の白線が見えない時があるのではないでしょうか。
雨天時には道路上の速度表記や中央線、停止線などが見えにくくなる場合があります。
RAYIZのロゴを「道路上の速度表記や白線」に例え、RAYIZロゴ上の水を「雨が降った後の路面の雨濡れ」と認識してください。
偏光サングラスをかけると、濡れた路面上の雑光が軽減されて水下の白線や表記を見やすくなります。
なぜ視界が良くなるの?
偏光サングラスの利点や凄さを理解したところで
なぜ「見たいもの」がクッキリと見えて、不要な光を取り除くことができるのか。
その原理と仕組みを説明していきたいと思います。
偏光サングラスの原理と仕組み
偏光サングラスが見たい対象物をハッキリ際立ててくれる秘密は、レンズに搭載れている偏光フィルターにあります。
偏光フィルターは一定方向の光を通して、それ以外の方向の光を取り除く機能があります。
つまり、偏光サングラスは対象物からの目に入ってくる光はしっかりと視界に映してくれて、他の物から対象物へ照らされる光を取り除きます。
では、偏光レンズの構造をみていきます。
偏光レンズの説明には、このブラインド写真を用いるととてもわかりやすいです。
物質は異なりますが、偏光レンズ内部の構造はこのようなブラインド状になっております。
例えば、このブラインドの上部から45度の角度でライトを照らすとどうなるでしょうか。
当然ながらブラインド越しの空間へは、ブラインドが光をカットして届きにくいですね。
では、ブラインドの角度をこのままにして真横から180度の角度でライトを照らすとどうでしょうか。
ライトの光を遮るものが無く、光はそのまま直進します。
最後にブラインドの下方から45度の角度でライトを上向きに照らすとどうでしょう。
上部からと同様にブラインドに光がカットされます。
偏光レンズは、この仕組みに似た機能を持ち合わせております。
自分が見たい対象物から反射する横方向の光波長は、偏光レンズを通り抜けます。
一方で、自分が見たい対象物の周りをギラつかせている乱反射光は別方向の光波長なので偏光レンズを通り抜けることができません。
その結果、偏光サングラス越しの視界はクッキリと見たい対象物が際立ったものになります。
偏光サングラスはデリケート!長持ちさせる秘訣
これで偏光サングラスの原理と仕組みの説明は、一通り終わりました。
続いて、偏光サングラスはとてもデリケートなものですのでその点もご説明します。
偏光サングラスの弱点を知らないと、2年ほどで寿命がきてしまうのでより長く愛用できるように参考となれば幸いです。
さて、偏光レンズの偏光フィルターはヨウ素成分で構成されております。
このヨウ素分子の膜を「偏光膜」と呼び、熱に弱い性質があります。
つまり、レンズに熱を加えると偏光膜の劣化が進みます。
例えば、車の中に偏光サングラスを置きっぱなしにする方もいらっしゃるからもしれません。
真夏の車の中は、まさにサウナ状態です。
このような環境に偏光サングラスを置いてしまうと、偏光機能の劣化につながりますので絶対車から取り出して保管してください。
どんなに高級な偏光サングラスでも、上記のような環境に置くと数週間で偏光レンズが機能しなくなる場合もあります。
偏光サングラスは、高温にならない環境で必ずケースに入れて保管してください。
偏光サングラスは日常に便利なもの
偏光サングラスとは、特殊な偏光膜によって雑光を取り除いてくれ視界を見やすいく変えてくれます。
そんな偏光サングラスの視界の原理や仕組みは、もう理解できたことだと思います。
私たちが意識して見ている対象物の視界は、その対象物からの光と多方向から浴びせられる雑光が混ざっています。
偏光サングラスを用いて、自分が見ている対象物だけから発せられる光のみを視界に映し出してその他の光を取り除けば視界がクリーンになります。
つまり、裸眼状態ではどうしても雑光が混じるため「ボヤけた視界」とも言えるのです。
例えば、スポーツをする場面で、裸眼状態の「ボヤけた視界」と偏光サングラスの「クリーンな視界」であれば視界要素において有利に働くのはどちらでしょうか。
当然ながら、偏光サングラスの見やすい視界の方が対象物を正確に認識することができ有利な視覚条件になることが明らかです。
スポーツを例にあげましたが、日常生活の不快な光を取り除いたり、アウトドアやレジャーなどの趣味をより楽しくしてくれるものも偏光サングラスです。
森林浴や山登りが好きな方ならご存じでしょうが、濃い緑の葉に反射光が当たると緑色の葉っぱが雑光のせいで白くなります。
様々な光が入り乱れた植物は、本来の自然の美しさが見え辛いものです。
しかし、偏光サングラスをかけるだけで植物の葉の表面の雑光が取り除かれて大自然の綺麗な緑色を視界に映し出してくれます。
偏光サングラスをかけるだけで、景色が感動的になったりもします。
まとめ
- 偏光サングラスで視界は、激変する
- 偏光グラスで嫌な反射光とおさらばできる
- 偏光サングラスは、みたい物がハッキリ見える
- 偏光レンズは、一定方向の光のみ通す
- 偏光膜は熱に弱くデリケート
- 偏光サングラスを車の中へ置きっぱなしにしないこと
- 偏光サングラスは寿命を延ばすためにケース保管が必須