偏光サングラスお手入れを間違えると劣化する!
より長く愛用するための豆知識を大公開。

偏光サングラスは、とてもデリケートな一面があります。
しかし、それを知らずに偏光レンズの劣化を進めてしまう事実がある。
偏光サングラスがデリケートといっても、取り扱いに手間がかかるものではない。
そう、偏光サングラスの劣化原因さえ知れば良い。

「へぇ~!偏光サングラスって、水と熱が弱点なのかぁ。」

偏光サングラスは、水と熱がレンズ劣化を早める原因となります。
水に弱いといっても、水しぶきがや水洗いに弱いわけではありません。
偏光サングラスは、長時間水に浸けることに弱いだけである。
また、偏光レンズが熱に弱いといっても普通使用には問題がない。
偏光サングラスは、比較的高温状態な環境に弱いだけである。

無意識に偏光レンズを傷つけてしまう代表例

偏光サングラスのお手入れで、衣服やティッシュ等でレンズを拭く方が多くいらっしゃいます。
実は、この拭き方は偏光レンズに傷をつけてしまう代表例です。
偏光レンズは、傷軽減のコーティングをしておりますが全く傷が付かないわけではございません。

特に衣服は汗による塩分や、外出する際に空気中のホコリや塵などが繊維に入り込みます。
衣服で偏光レンズを拭くということは、ホコリや塵をレンズに擦りつけているということになります。
そして微細な傷が偏光レンズに無数に付き、劣化が進み始めます。
眼鏡用のクロスで、レンズを拭くことをおすすめします。

偏光レンズは、長時間濡れた状態にすると劣化する

偏光サングラスの劣化原因に、水が関係しているとご説明しました。
確かに偏光レンズは、水に弱い性質がありますが水洗いができないわけではありません。
偏光グラスは、部分的に濡れたり短時間での水洗いに問題はありません。

ただし、レンズの汚れを浮かそうとして長時間水の中に浸けると劣化が進みます。
また、水洗いの際にフルリムフレームの場合はレンズ枠の溝に水が溜まっている場合があります。
この溝に溜まった水をしっかり拭きとらないと、偏光レンズ側面から水が侵入して偏光膜を劣化させます。
水洗い時は、しっかりとレンズ溝の水分を拭き取ってください。

水洗いはOK!では、お湯洗いは?

偏光サングラスのお手入れをするとき、お湯を使用する方もいらっしゃいます。
偏光レンズは、長時間の濡れた環境と熱に弱いです。
つまり、お湯洗いは偏光サングラスにとってはダメージが増大します。

偏光レンズは、短時間の濡れた環境に耐えることができてもお湯の熱は瞬時に伝わります。
偏光レンズの中にある偏光膜は、とても熱にデリケートなのでお湯は劣化の原因となります。
偏光サングラスの劣化を軽減させるために、お湯洗いではなく水洗いをおすすめします。

偏光サングラスは熱気に要注意

知らず知らずのうちに、偏光サングラスを劣化させている場合があります。
例えば真夏の車の中に偏光サングラスを放置すると、高温サウナの中に放置しているようなものです。
この場合は、注意していれば自然と気付くものなので問題ありません。

しかし、知らない間に偏光レンズを高温にさらしてしまえば悲しいの一言しかありません。
具体的に偏光レンズに熱気が伝わってしまう例をご紹介します。
偏光サングラスのお手入れで水洗いと溝の水取りをした後に、早く乾かそうとして「ドライヤー」を使ってしまう例。

これはありがちですが、高温の熱気を偏光レンズに直接当てることなり急速に劣化が始りますので注意が必要です。
偏光サングラスを使用する頻度が多いアウトドアでも注意点があります。
アウトドアやレジャーでバーベキューは欠かせないですね。

特に注意が必要なことは、バーベキューの炭担当と食材の焼き担当の人。
火起こしやバーベキューの焼き手を経験したことがある人はわかりますが、顔への熱気が凄まじいです。
偏光サングラスをかけていたら、あの高温すぎる熱気はダイレクトで偏光レンズを直撃します。
急速に偏光膜劣化が進みますので、偏光サングラスを後ろにかけるかケースに入れましょう。

偏光サングラスの手入れ手順の解説

偏光サングラスが水と熱に弱い特性の詳細をご説明してきました。
最後に偏光レンズの正しいお手入れ手順をご紹介します。

1:偏光サングラスが汚れてしまった。
2:さっと偏光サングラスを水洗いする。
3:汚れが流れない場合は、専用クリーナーを使い指の腹で優しく洗う。
4:再度さっと水洗いをして、眼鏡クロスで偏光レンズを拭く。
5:フレーム溝の水残りを、眼鏡クロスでしっかりと拭き取る。
6:常温乾燥させてお手入れ完了。

以上が、劣化を防ぐ正しい偏光サングラスの洗い方です。
>>>>劣化を遅らせ長持ちさせる説明は、「偏光サングラスの寿命は2年!しかし長持ちさせる方法がある」をご覧ください。

まとめ

  • 偏光サングラスは、水と熱に弱い
  • 偏光サングラスを服で拭くと、傷が付く
  • 偏光サングラスを長時間水に浸けると劣化する
  • お湯洗いは、偏光レンズの劣化を促進させる
  • 偏光サングラスをドライヤーの温風で乾かすと劣化する
  • 偏光サングラスは、正しいお手入れが大切