濃いレンズ、薄いレンズどっちがいい?
小難しく感じる可視光線透過率をたったの30秒で理解する!

可視光線透過率とは、レンズがどれだけ光を通すかという数値です。
その可視光線透過率の割合は、パーセンテージで表します。
可視光線透過率が0%に近いほどレンズ色は濃くなり、100%に近いほどレンズ色は薄いです。

「といういことは、可視光線透過率が1%だと見えにくいのか?」

ご察しの通り、サングラスの可視光線透過率が1%だと99%の光がカットされてその視界は真っ暗な状態です。さらに通常レンズだとその真っ暗の視界にモヤモヤとした雑考が混じり、より視界が悪くなります。ここで重要なことは偏光サングラスの偏光レンズが加われば視界は改良されるということです。

つまり、偏光レンズの偏光機能と可視光線透過率の組み合わせが重要となります。普通のサングラスでは、可視光線透過率の数値によって視界が悪くなる場合があります。しかし、偏光サングラスでは可視光線透過率の数値と共鳴して視界が良くなります。

可視光線透過率について、30秒で理解できたかと思います。一般的なシーンで活用しやすい可視光線透過率の目安は30%ほどのものが使いやすいレンズとなります。また、ちょっと変わった形状をした「可視光線透過率測定器」という道具を使えば、誰でも手持ちの偏光サングラスの可視光線透過率数値を確認することが可能です。続いて、可視光線透過率の理解があるうちに偏光レンズとの関係についてご紹介します。

可視光線透過率と偏光レンズの関係性

普通レンズで可視光線透過率をどんなに変えようが、視界の良さは変わりません。可視光線透過率でカットできるものは、直接的な「眩しさ」のみです。ここでひとつ実験をしてみましょう。こちらの写真をご覧ください。

左の写真は、裸眼であるため可視光線透過率は100%の視界です。
中央の写真は、通常サングラスの可視光線透過率30%視界です。
右の写真は、偏光サングラスの可視光線透過率30%視界です。

どの視界が良いと感じるでしょうか。まず、中央の写真は「無いな!」と感じるのではないでしょうか。おそらくほぼ全員の方が、右側の視界を良い視界と感じるはずです。

普通のレンズは、色の濃さだけで見えるもの全ての視界を暗くしてしまいます。実験写真のとおり、普通レンズは雑光によって見えにくい部分も暗くなり視界が悪くなります。偏光レンズの偏光機能と可視光線透過率の関係性が大切だということがわかります。

可視光線透過率の選び方


私たち日本人の眼は、比較的光に対して強い耐性があります。
日中使用でも可視光線透過率は30%を基準に選ばれると、失敗が少ないです。
もちろん人それぞれ光の感じ方は異なるため、ご使用シーンによって可視光線透過率15%や25%などもお試しください。

また、スノボゴーグルでは可視光線透過率を優先して選ぶよりも偏光機能があるかどうかを優先した方が良いです。可視光線透過率よりもゴーグルでは、偏光機能が大切です。車の運転時も可視光線透過率を優先するよりも偏光レンズであるかどうかを確認すると良いでしょう。

良い視界の確保は、偏光サングラスあっての可視光線透過率です。偏光サングラスでは「眩しさ」に加えて、「見えやすさ」を追求できる点が、普通のサングラスと異なります。可視光線透過率が低いから見えやすいというものではありません。

視界の良さは、この「可視光線透過率」と「偏光レンズ」の関係性で変わってきます。
さらに、偏光サングラスをシーン別に使い分ける方には偏光レンズの「色」も重要になります。

可視光線透過率の確認方法

最後に、偏光サングラスの可視光線透過率は何%なのかを確認する方法です。可視光線透過率は、私たちの大切な眼にとても関係が深くなるため法律により表記義務があります。偏光サングラスのブランドやメーカーは、必ず商品に対し「可視光線透過率」と「紫外線透過率」の数値を表記しなければいけません。

よって、偏光グラスの商品下げ札や箱等の記載項目により可視光線透過率のパーセンテージを確認できます。また、残念ながら表示義務があるにも関わらず偏光サングラスに対し数値を公開していないブランドやメーカーも中には存在します。可視光線透過率等を表示できない理由のひとつとして、「品質が安定していなくて数値が毎回異なる」点が考えられます。

眼の安全のためにも、可視光線透過率や紫外線透過率をしっかりと明記した偏光サングラスメーカーの商品を選ぶことが大切です。
>>>>紫外線透過率についての説明は「紫外線透過率とは」をご覧ください。
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可視光線透過率と車検

可視光線透過率が理解できたところで、この実は「このようなカーフィルム」を使用していると車検が通らない時があります。車検では、フロントガラスと助手席運転席側の窓ガラスの可視光線透過率が70%以上ないと法令によって車検に合格しないようになっております。つまり、あなたの愛車もカーフィルムを貼る場合には注意が必要となります。

実際にすべてのカーフィルムが車検NGではなくて、このように「車検に合格するカーフィルム」もありますのでフロントガラスや助手席運転席側にカーフィルムを貼る場合はこれらを意識しておくと後々後悔せずに済みます。可視光線透過率は、サングラスや車にとても関係性が深いです。

また、車検を安く済ませる方法としては店舗へ出向いて車検予約すると高くなることをご存知でしょうか。車検を安くするためには大手車検サービス(【楽天車検】やGoo!サービス)のインターネット予約がお得です。そして、大手二社の車検サービスをインターネット合い見積もりすることによって、お得な方で予約をすると更に安く車検を申し込むことが可能になります。

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まとめ

  • 可視光線透過率だけを参考にすると視界が悪くなる場合がある
  • 可視光線透過率は偏光機能と密接な関係がある
  • 視界を良くするには偏光レンズと適切な可視光線透過率
  • 偏光機能の有無を確認してから可視光線透過率と決めるべし